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社会貢献活動(CSR)として参加したい

 

企業の森づくりCSR現地見学会 〜森と企業をつなぐバスツアー〜 の開催

 

「ふじのくに森の町内会」に御参加いただいている皆様の御協力を得ながら整備する森林の状況や製紙工場で実際に紙ができる様子を見学し、日ごろ訪れることのない森に入り理解を深めてもらうバスツアーを開催し、17社から19人が参加しました。

 

日時:平成23年2月25日(金) 集合9:30〜終了15:00
場所:静岡市葵区清沢の森林〜日本製紙富士工場(鈴川)

 

     主 催:静岡県環境局環境ふれあい課 、(社)静岡県緑化推進協会
     協 力:日本製紙兜x士工場 、静岡市林業研究会 森林認証部会

 

 

ツアーレポート  

森への案内

 朝9時30分に静岡駅を出発し、1時間バスを走らせ藁科川支流の坂本川源流域の森に向かいました。
 森で私たちを迎えてくれたのは、静岡市林業研究会森林認証部会6人の森の整備者です。「ふじのくに森の町内会」参加企業と森の整備者との御対面です。山田会長が企業の皆さんに、「間伐に寄与する紙」を通しての支援にお礼の挨拶を述べるとともに、SGEC森林認証を取得し環境に配慮した森づくりをパネルで丁寧に説明しました。

また、会員が木の役になり、お互いがあまりにも近づくと窮屈なためもう少し間隔を開けて欲しくなるなど間伐の必要性を身振り手振りで分かりやすく解説しました。

参加者も間伐に挑戦

林業のプロが“最強の道具”で間伐の実演を行い、かかり木の処理には手間がかかることも理解していただきました。 
参加者から間伐体験の希望があったので、安全服を身に着けチェンソーを使って間伐に挑戦していただきました。

 


山田会長から材積あてクイズが出されました。「間伐した木、1本の材積はどのくらいでしょう?」 参加者から、胸高直径22cm、樹高26cmと回答いただいたピッタリ賞がいらっしゃいました。材積表で確認すると0.49m3でした。「間伐に寄与する紙」の使用によりどのくらいの間伐材の活用に寄与できるのかを知っていただくことができました。

森林整備者の取り組みを紹介


林業研究会森林認証部会の皆さんは、「森とまなぶ会」「森のプロジェクト」といった森や木を大切にする活動を建築士、製材業者と一緒に行っています。今回ピッタリ賞をあてた参加者に、「森のプロジェクト」で作った、手作りの“森の時計”が記念品として贈られました。


また、自分たちの活動をもっと知ってもらおうと、部会員のメッセージが込められた手作りの手ぬぐいが参加者に贈られました。山では応急手当に使われるなど森の必需品だそうです。

 

 

 


最後に、山田会長から「自分たちの森づくりは、経済活動に支障のない範囲で、生態系や、下流の方にも配慮しながらなるべく潅木も残すような施業に心がけています。また、次世代の子どもたちにも森の大切さを伝えていきたい。」と挨拶をし、街場では味わうことのない、森の恵みのシシ汁が参加者に振舞われました。

間伐材チップが紙に

 バスツアー一行は、森を後にして富士市にある日本製紙兜x士工場鈴川に向かい間伐材チップが紙になる様子を見学しました。
 富士工場では古紙を原料とした自製脱墨パルプ(DIP)製造設備を持つ富士工場富士と木材チップを原料としたクラフトパルプ(KP)製造設備を持つ富士工場鈴川があります。DIP、KPという異なる原料をバランス良く用い、限られた資源を大切にした紙づくりを行っている資源循環型の工場です。
 古紙原料をリサイクルしたパルプの使用では、繊維が次第に弱くなるため、どうしても木材チップからのバージンパルプは必要となります。広葉樹パルプは強度は弱いが、滑らかなため印刷用紙に使われます。一方針葉樹パルプは繊維が強いため、強度を要する包装用紙などに必要だそうです。


 国産材原料ソースの構成は、針葉樹チップ70%、広葉樹チップ30%ですが、国内で発生した家屋等の廃材や製材の残材を国産材と称しているため、必ずしも国産材というわけではないそうです。 
また、化石燃料に代えて木屑を主な燃料としたバイオマスボイラーを設置しCO2の発生量削減にも貢献しているそうです。
木質資源はカーボンニュートラルな生物資源であり、環境の保全と循環型社会の構築に貢献できるため、その有効活用を図ることが求められています。

おわりに

 

2011年は国連総会が定める「国際森林年」です。世界中の森林の持続可能な経営・保全の重要性に対する認識を高めるため、我が国では「森を歩く」をテーマとして森林に対する国民の理解を求めています。

「ふじのくに森の町内会」は、森づくりへの入り口として、誰もが手軽に参加できる環境貢献活動です。国産材の活用が森を元気にし森林資源の地産地消を促します。
県では、今回のバスツアーのような企画をとおして、企業の皆様を普段訪れることのない森に御案内し、森の現状を見て、体感していただくことも大切であると考えています。
一人でも多くの方が森を歩き、「未来に向かって日本の森を活かすためにできること」を考え活動していただければと思います。

  

花粉の多い時期の開催でしたが、ご参加ありがとうございました。

平成23年度は秋に現地見学会を開催する予定です。

 

過去のCSRフォーラムの開催

平成21年度 〜企業の森づくりのススメ〜 

平成19年度 〜企業参加の森づくりのススメ〜

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